スタッフのつぶやき&お知らせ

2023.09.26 (Tue)  08:23

龍という名の奥の細道

来年は、、辰年、、と言えば、、、龍、、言わずと知れた中国の想像上の生き物です、、ある意味わたしたちも誰でもが知っています。。

先日、ご縁があってお付き合いしている和凧職人さんと、お話をしている中で、、当然のことながら、来年の干支が辰ですから、龍の話になった訳です。。

実は以前、ミルフーに初めて和凧を制作してもらったときに、お礼状を書いたんですが、、その時の私のあて名の”字”を、甚く気に入ってくださり、

「君はいい字をかくね~、どうだろう”龍”の凧絵をかいてみないか?」

と言われ、木に登った時があったんです( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、、

 

そんなときに当たり前の”龍”という字、、学校で教わるその字、、それにつながる道を、職人さんから、聞いたわけです。

龍の爪には3種類あり3本は一般市民、4本が貴族、5本が皇帝、、自分の地位によって描き方が違うと、、。

中国に黄河という川があるのは我々も知っています、、そこに竜門と言われる急流があり、、そこを登り切った鯉だけが龍になることができる、そこからきた言葉が登竜門。。

長年その道を歩いてきたものは、表も裏も知っている、、海に千年,山に万年、生きた蛇は、龍になる。。

龍という生き物は水の神様として崇められている事から、家の屋根には龍がいて(その昔のの中国では)火事にならないように、なった時に火を消してくれるようにと、、、これは、日本に文化にも

伝えられ、、我々が知っている”しゃちほこ(鯱鉾)”お城とかの屋根の両端にいますよね、、あれは顔が龍や虎と言われ、胴体が魚の、インドの想像上の生き物で、、、、、。

そんな龍を描く上での、職人からの話を、聞いてその奥につながる細~い道を歩くと、、、なんとも思わない光景が、違って見えたりするんです。。

南青山にある、岡本太郎記念館、そこには岡本太郎のアトリエが現存しています、、2階にある多くの書物の中に、一つ和凧があるんです、、それは、凧とはわかりますが、絵や、字が何なのかはうかがい知ることができません。

係に人に聞いたところ、やはりわからなく、実際に上がって調べてくれて”龍”の凧と分かりました、、

「そうか~岡本太郎も”龍”の凧を」。。細い道を少しだけ散策したことで、岡本太郎との交差点を見つけた気がしたもんです。。。

 

「一つ、来年が辰年という事もありますから、龍の凧を作っていただこうかな~」

そして、どんな龍がいいか?決める中で、一つの作品を見本として見せてもらったのが

IMG_6340.JPG

これです、、これを見て自分を見たのか?( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、、「私も作ってほしい」と言い出したのが平岩です。その旨を職人さんに伝えて心地よく「いいでしょう」。

龍を決めたら構図を決め発注‼、、、、そんな和凧の話をお客さんとしていたら

「作ってもらえるんだったら、、作ってもらいたいな~」

「いいじゃないですか、まだ9月だから喜んで作ってくれますよ( ̄∇ ̄;)ハッハッ

MILFOO - IMG_8454.jpg IMG_1854.jpg

 

Today's Schedule
2024.05.09 Thursday