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私がど~しても作ってもらいたかった”和凧”

2作、作っていただきました、その時に1度だけ手紙を出したんです、その時の私が書いた職人さんの宛名、この字を非常~に気に入ってくださり、何と!電話をいただいたんです。

「”龍”の凧、その”龍”の字を書いてみないか?」といわれたのは、先月のブログ”字が絵になる時”でも、お話しました。

結果、形にはなりませんでしたが、、、まあ、そりゃそうですね~、40年以上研ぎ澄まされた技術の職人さんと

付け焼き刃、いやいや竹光、、、普通に素人では、声をかけてもらっただけでもありがたいと思わなければいけません、、、

実はその時に、

「山田さんに掛け値なしで,もう1作、凧を作らせてほしい、、それくらいあの字は、いいんだよ!」

それはうれしいですよね~、その言葉の答えとしては、日本人の美学は必要ないでしょう、、江戸っ子の”粋”

『”鬼若丸”を作ってほしいんです、それも大きいやつを』一瞬俺は何を言ってるんだと思いました( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。

今までの凧は縦が51センチと58センチでしたから、今度は1m。。 

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 (弁慶の幼名が”鬼若丸”、人をも飲みこむ巨大な鯉”妖大鯉”を退治したという話)

作品が大きいために取りに伺ったんです、目の前にした”鬼若丸”

目を見張るとは、これか!圧倒されました、嬉しかったですね~

その時に今までの作品などを見せてもらい、それらの絵の解説を聞きながら、ふと

『この、”龍虎”の凧、”鬼若丸”と迷ったんです、生前親父がよく”家の中に虎が居るのはいいんだぞ”って言ってたもんです、、、』

「山田さん、これ差し上げます」

『え~~~~~~~、そ、そんな~、大事な作品じゃないですか~、いただけませんよ~』

(それも、90センチもある大作、下衆な話、お値段もみていましたから、、、。)

と答えたかったですが、、日本人の美学に謙遜や遠慮もあると思うんです私はです、でもここは江戸っ子、”粋”な返事をしないとです、カッコいい返事という意味じゃありませんよ~( ̄∇ ̄;)ハッハッハ。そこでの押し問答はいらない、ということです。

『いいんですか!!?、、こんな素敵な凧を』

「好きな人にもらってもらいたい、これがあると次の”龍虎”を作らなくなってしまうんだ、頭にデザインがあっても、、」

『ありがとうございます!これで我が家にも”虎”が縁あっているようになるなんて、めちゃくちゃうれしいです』

。。。。。。。

作品の数は多く、特に凧になる前の絵だけの状態のも沢山見せていただき、、

『この絵のままでも、ぜんぜんいいですよね~、』

「ダメなんだよ、凧にすることによって、名も上がり運も上がるんだよ」

『奥が深いですね~』

「プレゼントがある、私の名刺代わりに差し上げます、どちらか選んで」

招き猫の名刺位の凧が2種類

「左をあげてるのが客を招く」

「右が金を招く」

『左手でお願いします』

「山田さんらしいね」

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・・・・・

後日談の後日

ラインをいただき

「私は7福神の凧も書くんです、山田さんを見たときに大黒さんと似てると思ったんです、だから描いてみた、まだ凧にはしていないけど、下絵だけで、

気に入ってくれるなら、色を入れて、凧にします。」

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これもうれしかったですね~、平岩に見せて「にてる~」。

で、よせばいいのに、、

『大黒様の着物を派手にできませんか?』

「派手~?大黒は派手な着物は着ないですよ、でも面白そうだな、やってみましょう」

そして、当初の下絵ではない、あらたな派手な着物の大黒様の凧が完成、もちろん買わせていただきました!

だって、私が凧になったんですからねー。

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「ついでに、当初の下絵の大黒さんも、一般的な色調で作りましたので差し上げます」

IMG_8270.jpg

にゃにゃにゃんと!

一期一会です。

 

 

 

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2024.12.27 Friday