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龍が姿を現し始めました・・ミルフー和凧2024
今、平岩と私が和凧職人さんに制作を依頼している、それぞれの龍の和凧。
今現在、彩色が施されつつあるのが、、山田版のそれであります・
職人さんと出会って、、和凧の魅力にひかれているわけですが、、、、その中で!私が一番好きなのが、波‼、青と白で描かれたそれは、今までに見たことにないもので、、
それが“浪波”です。
海や波を描くのは非常~~~~~にややこしい、、中学の時、臨海学校で海に絵を描きに行くという事があったんです。それは非常に難しく、、私は、それができなかったので、、
だったらと思い、、海ではなく、防風林を描いていたんです、、海にスケッチしに行くとなれば、誰だって海をかきます、、、
「山田、、お前なんで防風林を描いてる?」
と先生に言われました。。難しくてかけないなんて言えなかったので、、
「一定方向に、木が横向きになっているなんて、面白いな、って思ったんです」
「山田、お前、美術委員やらないか?」、、その先生は美術の先生でした。
波を描くのは難しい、、だって絶えず動いているわけじゃないですか、写真に撮って、それを描くならまだしも、、そんな一瞬をとらえるなんて無理!と思っていたんです、、もちろん今でもそう思います。。。
それを,想像をはるかに超えたある意味単純に描かれていたのが、、
和凧の絵の中にあったんです「スゲ~~、こんな波の描き方があるんだな~」と、、それが和凧では有名な題材”鬼若丸”でした。
江戸の昔、これが確立されていたなんて、、「はんぱね~な~」
そして、なんとも無理なお願いをしたわけなんです。。。
「鯉を龍の置き換えて和凧を作ってほしい」
その世界では、一般的な龍は、雲の中から出てくる、それも白い雲ではなくグレーの雲の中、我々が畏怖する存在、、それが龍。
そして凧絵にはすべて意味がある、これがセオリー。。。爪の数、そして色。。
「青龍の住処は海の中、そこから空に向かう、登り龍で行きましょう、形としてもいい」