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釣りに全く興味がない輩が、開高健”オーパ!"アマゾン川16000キロ釣り紀行を読む
たまに暑い日がまだあるけど、だいぶ朝、出勤する時刻あたりは涼しくなりましたね〜。それに呼応したかのように、私は、今まで、バスか、車での通勤が多かったんですが、今週あたりからは、ずっと歩いてきているんです。
歩いてくると、店までには、1時間かかるわけなんですが、この1時間っていうのは、なかなか、捨てたもんじゃなくてですね、歩くスピードと言うのは、多くの物が目に入り、考える時間も程よくあり、さらには、身体中の機能が、目覚めるには、いいウオーミングアップになるわけです。。。
今日の朝です。6時25分、、我が家から歩いて2分程歩くと、テニスコートがあり、高い建物もなく、空が開けています、、ここの空を見るのが好きで、、そして目に入ったのが
”天使の梯子”という言い方をしますが“薄明光線”というのが本来の呼び方です。。たまに多摩湖とかに行ったときに写真をアップしたりしていますから、このブログを見ている人にはお馴染みの光景でしょう。
私が初めてこの光を認識したのが、、開高健という作家の紀行番組を見ていた時に、これが現れて”OO光線です”と言っていたのを耳にしたのが始まりです、、光線と言う言葉も格好がよく、当時の私には記憶として残っているんです、、当時は、椎名誠とか、開高健の、アドベンチャ―的な冒険旅番組というのが、よくテレビでやっていて、好きで見ていましたね~。
その時に、開高健は何光線、、と言ったんだろう、、純粋に”薄明”だったのか?その記憶はないんです。。
ただこの光線を見るたびに、開高健の名前は頭に浮かんできます。そんな昨日、ある事実を発見したんです。私の住む町は、上石神井、お隣は、上井草です、、その街に開高健が住んでいたという事実、、さらにはその家を今、”開高健記念文庫”として公開しているというじゃあ~りませんか!30年近くこの界隈に住んでいても、まったく噂にも上がることなく。。。。
このあたりには、”いわさきちひろ”の自宅を開放した美術館だったり、駅前には、”ガンダム”の銅像があり、この作品の生誕の地,らしいですから。。
何かを作り出す人達、ガンダムの製作会社、いわさきちひろ、開高健、には、惹きつける何か共通するものが、この土地には、あったのかなぁ。。。
隣街に、住んでいたのかぁ、、、ってわかるとですね、私にしたら、この開高健と言う御仁は魅力的に写ってますから、一気にボルテージは上がるわけです。
開高健と言えば”オーパ!”なわけです、、我々世代にしたらそうなります。
おそらくですが、、その“オーパ!”の中の何かを私は当時、テレビで見て、その薄明光線が降り注ぐ光景が焼きついてしまったんじゃないか?と、思うわけです。それでは、
オーパ!とはどういったものか?まずは、現物から、
これです。内容は、どんなものかと言うと、ザックリお話しすると、
アマゾン川流域1万6千キロの釣り紀行です。1977年です今から約50年も前のアマゾンですからね~、、当時は社会現象(どんな現象のかは知りませんが)にもなったと、なんかの記事には書いてあるくらいです、、、、そしてそして、、この紀行文を連載したのが、、1977年の暮れの月刊PLAYBOY日本版です!素晴らしい~。
ここでも出てくくるか!と言った感じで、ここ最近の私の”ハマってる”物、、人を、かすめてくるわけです
そうなると、、がぜん”オーパ!”が読みたくなるわけです、単行本、私は目に弱点があるので文庫本は買いません、、単行本、、かなり古い本でしたが、、良いんですそれは古くて、、読めれば、、ところが、単行本に限ってはなぜか、皆、、10月の一週目以降の配送しかなく、早く読みたいという輩には、、「なんでよ~」、、ちなみに、文庫本は翌日です。
ところが!なんと数年前に、復刻版が内容そのままに、さらには、大型本になり、バージョンアップ。当時の本に使われていた写真もオリジナルポジフィルムから今の技術で鮮明にしてでの、再登場
していたわけです。それが、先程の写真であります。さらには、この復刻版には、ブックレットがついていて、、数人が寄稿しているんですが、、、、またまたここに、私の中ではおなじみの”藤原新也”の文字が、、、
「おいおい、かすめてきますな~、ここにもこの御仁が登場するのか?」
そうなるとですね~釣りに全く興味がなくても、、ここまでかすめてくるっていう事は、きっと面白いに違いない、、と思ってしまうわけです、、、ところが、、何気にお値段がするんです。。そこで思い出されるのが、
母親がよく行っていた言葉であります。
「くだらないものにお金は使うんじゃない、だけど、本だったら何でも買ってあげるから言いなさい」
子供ながらに、本という物には価値があると思ったものです。。幸い、古本となり、価値が上がってお値段が高い、と、言うわけではなく定価ですから、買ったわけなんです。
そんな、アマゾン川釣り紀行”オ―パ!”、、何度も言いますが、まったく釣りに興味がない、私が、そんな長い時を経て47年前に刊行された本を、放課後の時間をつかい読んでいるんです。
ン?そういえば、ここ最近、さほどどん欲に読むわけではありませんが、ずっと、本をめくってる気がします。お客さまからプレゼントされた、藤原新也の新刊本をはじめ、
PLAYBOY米国版、創刊50周年記念の2003年に出たの写真集を買ったり。1993年のオノヨーコのグレープフルーツジュースを読んでみたり、そして、今回は復刻版ではあるけど、1978年に出版された”オーパ!”
※”オーパ!”とはポルトガル語で,驚きを現す感嘆語、日本語にすると、”おおっ~””すごい!”。
なかなかいい秋の夜長を過ごしています