スタッフのつぶやき&お知らせ

2021.03.11 (Thu)  00:01

「私は死んだのですか?」

『ちきしょう、ちきしょう、、』

今から14年前、何の前触れもなく突然私に死が近寄ってきたんです。救急車の中で意識が薄れていく中、最後の言葉でした。

くも膜下出血でした。

目の前を川が流れていて、向こう岸に私を助けるべく救急車が2台着ていました、手をあげ、大声を出しても、届きません、渡りたかったのに、、渡ることはできなかったんです、、

凄く、それが悲しくて、泣いていたら、、目を開けたんです4日後のことでした、、。

。。。。。。。。。。。

3/11、それは突然、やってきました、、。

東日本大震災ではあまりにも多くの人が亡くなりました、、、。

今まで、近寄ってくることがなかった、ほど遠いものだった、その死というのが突然、隣り合わせになる時というのがあります。

「あれ?君は?」「僕は死だよ」

 

その亡くなった人が何らかの形で目の前に現れる時があります 

 

コートを着た女性がタクシーに乗りこむ、

乗客「OOに行ってください」

運転手「あそこは、(津波で)もうほとんどが更地になってしまいましたけどかまいませんか?、、なぜあそこに?」

乗客「、、、、私は、死んだのですか?」

運転手「え?」

と思いバックミラーで後ろを見てみると、誰もいなかった、、、。

。。。。。。。。。。

”霊性の震災学”

ミルフーに来て、シャンプー椅子に座って、前を向くと本棚があり、そこには私の”一押し”の本が置かれています。

山口小夜子の写真集だったり、水木しげるの”妖怪大図鑑”だったり、北斎の本だったり、風水の本だったり、

グリーンインテリアの本だったり、それは多岐にわたり、、何の一貫性もありません、、

それが今はこれなんです(只今はお客さんに貸し中)

今年に入ってから

そこに置かれているのが、、

IMG_3427.jpg 

東日本大震災後のお話をまとめた、、この本です。

震災後に体験する、奇妙な事柄、、、普通なら怖がってしまう事、、説明のできない

「あれは一体何だったんだろう、、」

昨日まで、そこにいた人達が、そばにいた人達が、何百、何千、といなくなり、本人たちですら、、、。

東北は、昔から、”イタコ”、”なまはげ”、そして遠野物語、どちらかというと、そういうものを全てうけとめられる土壌があるように思います。

私自身も祖母が福島という事もあるのかどうかはわかりませんが、この手の話はよく聞かされました。

 

残された人達が、今も実際に肌で感じるのが霊性の世界

そして、何故その体験がタクシーに多いのか?を、その理由はなにかあるのか?

単純に体験談をまとめた本ではなく、その理由を考えた本です。

 

興味のある人はぜひ、読んでみて下さい

 

「やあ~こんにちは、僕は、、、」

 

 

 

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