スタッフのつぶやき&お知らせ
鼈甲、なんとも難しい漢字、、べっ甲(べっこう)、、です
私が成人した時に、親が作ってくれたのが、、象牙の実印です、、「なんだよ~こんなのいらないよ~」といったのを覚えています。
今はワシントン条約で1975年のアジアゾウに続き1990年のアフリカゾウを最後に商業目的の取引は禁止されています。
この1975年に同じく禁止されたのがタイマイと言われるウミガメです、、この甲羅から作られていたのが、、、べっ甲、、です。
我々世代だと”べっ甲飴”がポピュラーでしたし、イメージとして”べっ甲”の色なんかは、ありますよね。
私が美容師になった時も、べっ甲の櫛が欲しい、、な~んて思ったものです。
もちろん本物は高くて手がでませんし、私より一回り上の先輩なら使っていた人はいるんじゃないでしょうか?当時から私たちが目にするものは、、ほぼほぼプラスチックです。。それでも、、やっぱり
ここ最近、眼鏡を探しにあちらこちら、、その中で、壊れた赤い眼鏡があったんです、先日もお話ししました。。捨てようと思ったんです、、、ダメもとで
22年前、動かなくなった振り子時計を直してもらったことがあった”久我山メガネセンター”に持ち込んだんです。。22年ぶりです
、、、これが、、治ったんです。。。いや~嬉しかったですね~、私の持っている眼鏡の中で最古の物でしたから、、、、、、、、、さらに驚くことに、、そこで目にしたのが、、
鼈甲の眼鏡です。。今、私達が目にするのは、樹脂やプラスチック(セルロイド)です。
「こんな値段の眼鏡ってことは」
「そうです鼈甲です」
こんなこと言うのもあれですが、本物のべっ甲眼鏡、、初めて見たんです、、その優雅なたたずまい、そして、穏やかな色、艶、いでたちが、もう、根本から違います。
では問題です、いくらだと思います?、、、、、、、、、ザックリ、、50万です、、、これある意味、ある意味ですよ、ここだからこのお値段なんです。
100万は超えるんですよ。。。それが、、べっ甲です。。。どうです?自分の掛けてる眼鏡、、”まだまだ”だな~って思うでしょう( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
手に持ちたかったな~、あわよくば、かけてみたかったな~、