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2025.12.28 (Sun)  00:00

江戸凧を今に伝える

”粋”(いき)

という言葉を何より大事にしていた、和凧職人・上野優。

和凧を作ってもらいたいと、かねがね思っていたわけです、江戸時代に作られた、江戸凧を今に受け継ぐ和凧、印刷が主流の今にあって、

竹を切り出し骨組みを作り、下絵、墨入れ、彩色、そこから凧紐を編んでいく、、そんな手間暇のかかる和凧、

定番の凧絵、と言うのがあるが、作家によって十人十色、、、その中で、一番、波長が合ったのがこの職人の凧絵だったんです。

恐る恐る、連絡をして

”纏持ち(まといもち)”と”大江山(大江山)”を作ってもらいました、、6年前の話です。

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この時、お礼状を書いて感謝を伝え、、、その時に、私のあて名書きの”字”をいたく気に入ってもらい、ご自宅に招かれた。。

「作ってほしい作品があるなら、言いなさい、作って差し上げましょう」

これはビックリで、、でも待てよ、、

”おカネは発生するのか?、、そんなことは聞けないな~どうしよう、、断るという選択はないな、、もうやけだ、一番大きいサイズを言って、お金が発生するならするで、もう腹をくくるしかない”

実は、作ってもらいたい和凧は3つあった、、正直、お値段の事もあるし、多くは、、大きいサイズは、なかなか勇気がいる、、で2作品にしていたので、

すぐに、即答

「鬼若丸(鬼ワカマル)を描いてほしい、其れも寸法は1Mでお願いします」

「鬼わかまるか、良いね~好きな作品だよ、魂込めて描こう」

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知らないというのは恐ろしいもので、この職人さんはNHKでも取り上げられ、朝ドラにも作品は登場して、首相官邸からOOの大統領が凧が欲しいと連絡を受け製作したこともあり、

企業の、お正月用のウインドウなどにもよく作っていた、、そんな御仁であった。。

ただ本人は、至って”江戸っ子”で「飾るだけの凧じゃなくて、飛ばしてほしいんだ、俺の凧は高~く上がるんだよ~」

その後も毎年、凧を作ってもらい、何人かのミルフーのお客様にも作っていただいた。

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その一枚が唐獅子牡丹。平岩は

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どうしても、和に偏りがちな雰囲気をオードリーヘップバーンで一工夫。

それぞれに、思い思いの飾り方で、江戸の風情を満喫。今、ミルフーは和凧が何枚か飾られています。。

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お客様「こういうものが見れるとは思わなかったな~、良い時に髪切りに来たな~、見たいとももって見れるもんじゃないですよ、生で見れるってすごい」

クリスマスの飾りは二〇日ほど。。江戸凧が飾られているのは実質、七日ほど、、少しの間、江戸の”粋”を感じてください。

 IMG_7386 (1).jpg(一ノ谷の戦い)

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