スタッフのつぶやき&お知らせ
江戸凧を今に伝える
”粋”(いき)
という言葉を何より大事にしていた、和凧職人・上野優。
和凧を作ってもらいたいと、かねがね思っていたわけです、江戸時代に作られた、江戸凧を今に受け継ぐ和凧、印刷が主流の今にあって、
竹を切り出し骨組みを作り、下絵、墨入れ、彩色、そこから凧紐を編んでいく、、そんな手間暇のかかる和凧、
定番の凧絵、と言うのがあるが、作家によって十人十色、、、その中で、一番、波長が合ったのがこの職人の凧絵だったんです。
恐る恐る、連絡をして
”纏持ち(まといもち)”と”大江山(大江山)”を作ってもらいました、、6年前の話です。
この時、お礼状を書いて感謝を伝え、、、その時に、私のあて名書きの”字”をいたく気に入ってもらい、ご自宅に招かれた。。
「作ってほしい作品があるなら、言いなさい、作って差し上げましょう」
これはビックリで、、でも待てよ、、
”おカネは発生するのか?、、そんなことは聞けないな~どうしよう、、断るという選択はないな、、もうやけだ、一番大きいサイズを言って、お金が発生するならするで、もう腹をくくるしかない”
実は、作ってもらいたい和凧は3つあった、、正直、お値段の事もあるし、多くは、、大きいサイズは、なかなか勇気がいる、、で2作品にしていたので、
すぐに、即答
「鬼若丸(鬼ワカマル)を描いてほしい、其れも寸法は1Mでお願いします」
「鬼わかまるか、良いね~好きな作品だよ、魂込めて描こう」
知らないというのは恐ろしいもので、この職人さんはNHKでも取り上げられ、朝ドラにも作品は登場して、首相官邸からOOの大統領が凧が欲しいと連絡を受け製作したこともあり、
企業の、お正月用のウインドウなどにもよく作っていた、、そんな御仁であった。。
ただ本人は、至って”江戸っ子”で「飾るだけの凧じゃなくて、飛ばしてほしいんだ、俺の凧は高~く上がるんだよ~」
その後も毎年、凧を作ってもらい、何人かのミルフーのお客様にも作っていただいた。
その一枚が唐獅子牡丹。平岩は
どうしても、和に偏りがちな雰囲気をオードリーヘップバーンで一工夫。
それぞれに、思い思いの飾り方で、江戸の風情を満喫。今、ミルフーは和凧が何枚か飾られています。。
お客様「こういうものが見れるとは思わなかったな~、良い時に髪切りに来たな~、見たいとももって見れるもんじゃないですよ、生で見れるってすごい」
クリスマスの飾りは二〇日ほど。。江戸凧が飾られているのは実質、七日ほど、、少しの間、江戸の”粋”を感じてください。







