スタッフのつぶやき&お知らせ
ラブホテル、、ああ無情
「、、、、で、それから、お泊りで女子会」
「いいね~、やっぱり女子会は、響きが楽しそうだよね~で?どこでやんの」
「ラブホテルです」
「え?そうなの?」
「今、ラブホテルで女子会パックっていうのがあって、3人だと一人5000円くらいなんで、語りつくす!!」
”そうだったのか~~ いくら生き残りをかけて、とは言っても、女子会で使えるとは、、変わったな~”
男と女が寄り添い、言葉少なく歩く、情緒たっぷりな、後ろ姿。。。ネオンは甘美そのもの、、「さあ~一緒に入ろうか?」
ラブホテルは、、まぎれもなく日本の文化であ~る!
海外には性行為を目的としたホテルというのはないという、、とある本によれば。。
”ラブホテルは日本の文化である、文化というのは、誰かが仕掛けられてできるものではない、人間の欲望と密接につながり、うねりを繰り返しながら、生まれ育っていく”
高校生の時、DISCO、ライブハウスにはまっていた、、その街は渋谷。就職するなら、渋谷で働きたいと思っていた。。。
そして、当時、OPENして間もない109の中にあった 天ぷらつな八で働き始めた。。。当時は今以上に渋谷はラブホテルで賑わっていた。
109の外には、、俗にいう”立ちんぼ”さんもいて、よく男性と食べに来ていた、その度に心の中で”お疲れ様です”と声を掛けたものです。道玄坂にはストリップ劇場もあり
オーナーさんがよく食べに来ていて「社会勉強だから見に来い!」といわれ続けたが、、ビビっていけなかった、、、、
道玄坂を上った右のエリア円山町、、
左側にもラブホテルはひしめき合い。。スペイン坂の上った左、、、公園通りを上った右のエリア、、とにかく多かった。TVのCMでも
”ホテル石庭”はよく流れていて、まさにスペイン坂を上った左手に存在していた。。
そんな中、入っていく2人、、”やっぱ大人だな~かっこよすぎるぜ~”、、、”入るのも出るのも恥ずかしい”、、考え方は、、、人それぞれ( ̄∇ ̄;)ハッハッハ
大人じゃないと立ち入ることができない、、その場所。。
ホテルのネオンだけで照らされる、、そこへの道のり、うつむき加減で歩く、その2人の後ろ姿を、そ~っと闇夜がかき消していく、、、、。
どこか、後ろめたい、寡黙な2人を誘うその場所が、、、、
そ、それが、、女子会?
そこには笑顔が似合う、、そんな朝に
ばったり出会うほうが、恥ずかしい、、、それくらい利用者は減ってるって事なのか?
渋谷のラブホテルは、死滅の一途をたどっている、渋谷区ではこの立て直しは法律上できないらしい、壊すか,、そのままか
向かい合って立つこの2軒、、、、ああ、夢がありすぎる、気まずい雰囲気はない、レ・ミゼラブルはない、ここには入ってみたくなる、、
笑顔と好奇心を掻き立ててくれます、、ここには。まっ、ここが女子会プランをやっているのかは知りませんが、、
”ラブホテルで女子会か~ああ~無情だな~”